人生の知恵

『運のいい人の法則』(リチャード・ワイズマン著)から学ぶ4つの習慣

今回の記事は、『運のいい人の法則』(リチャード・ワイズマン 角川文庫)を読んで、

管理人が実践することに決めた4つの習慣をシェアします

 


運のいい人の法則 (角川文庫)

 

マジシャン出身の心理学者

 

運についての本は数多く出版されています。

最近の流行のジャンルになっているようです。

しかし、この本はありがちな啓発本の類ではありません。

 

著者が10年の歳月をかけて

運についての膨大なデータを収集・分析し、さまざまな実験を行い、

導き出された研究成果をまとめた研究書です。

 

著者のリチャード・ワイズマン氏は、

10歳で奇術(マジック)を始め、

20代の前半にはプロのマジシャンとして世界で活動、

マジックにだまされる人間の心理への探求心から心理学の研究者となり、

ロンドン大学を卒業、エジンバラ大学で心理学の博士号を取得、

ハートフォードシャー大学で研究室を持つ心理学の研究者です。

 

「超常現象を疑問視する研究でも知られており、被験者の膨大なデータの分析による科学的なアプローチを得意とする」

と、ウィキペディアでも紹介されているのもうなずけます。

 

博士は、運のいい人が

本人も気がつかないうちに「4つの法則」に従って運をつくり出していることを発見しました。

 

この本には、研究に協力した人々の実体験や、実験、著者自身のエピソードが数多く盛り込まれています。

 

運についての本がたくさんある中で、このような科学的なアプローチで書かれているものは稀有ですね。

 

4つの法則・12のポイント

 

本書では、「運」がどれほど人生の局面で大きな影響をもたらすのか、

ということを多くの具体例をあげて例証しています。

 

それを踏まえて、

「特別に運のいい人」と「特別に運の悪い人」の双方を分析することから、

「運のいい人」「運のわるい人」が持つ共通点を探ります。

 

結論として「運のいい人」の4つの法則と12のポイントがまとめられます。

 

12のポイントは、法則をさらに細かく分けたもので、

「サブ的な法則」と考えることができます。

 

運のいい人の4つの法則、12のポイント

人生の中でチャンスを作り出し、それに気が付き、それに基づいて行動する

・運のネットワークを築く
・人生に対してリラックスした態度をとる
・新しい経験に対してオープンである

 

直感と本能を信じて、正しい判断をする
・虫の知らせ、予感を聞く
・直感を高めるために一歩進んだ行動をする

 

将来に対する期待が夢や目標の実現を促す
・将来も運がいいと期待する
・成功する見込みが小さくても、目標達成に挑戦し、失敗に直面してもやり通す
・他人に対してプラスの期待を持つ

 

不運を幸運に変えることができる
・不運なことの良い面を見る
・どんな不運も長い目で見れば人生において良い結果をもたらすと確信する
・不運にこだわらない
・より不運なことを避けるために、建設的な方法をとる

 

「運」に着目して導き出された法則ですが、

その多くは「成功哲学」としてとらえることもできるような内容ですね。

 

この本では、読者自身が自分の「運のスコア」をはかることができます。

それに基づいて、自分の運を高めるためのヒントが提案されます。

 

12の質問に答えることで「運のスコア」を数値ではかることができます。

自分が「法則」のどの部分で高いスコアなのか、どの部分で低いスコアなのかを調べられます。

どの部分を意識して鍛えれば良いのかを、知ることができるので、

明日から自分の習慣を変えることに役立つ本と言えます。

 

各法則、各ポイントごとに「運を鍛えるレッスン」が用意されています。

 

当ブログでは私自身が、この本を読んで取り組むことに決めたレッスンをシェアします。

 

 

ちなみに、私の「運のスコア」は、全体で見ると5点満点中3.7点でした。

「高い」「中間」「低い」で分けると、「中間」にあたります。

スコアを5に近づけることで、もっと運が良い人になる伸びしろがある

と言うことができます。

 

 

ものごとを違う視点から見てみる

 

不運なことがあった場合に、それまでとは違う視点で見てみるということです。

 

同じ絵でも見る向きによって、怒っている顔と笑っている顔の両方に見える、という例が紹介されます。

それと同じで、同じ出来事に遭遇しても考え方を変えれば不運にも幸運にもなり得るということです。

 

「運のいい人」の発言で、こんな発言が紹介されます。

「運は運でしかない。それを不運ととるか幸運ととるかはその人の考え方」

 

この考え方を取り入れると、不運なことがあったときに良い方向に切り替えることができるようになります。

一見すると不運なことがあったときの方が、

今までとは違う見方をするチャンスだと考えることができます。

 

私自身の例ですが、

たとえば、腰のケガで日常生活にも影響をもたらしたことがポッドキャストを始めたきっかけとなりました。

「今までどおりのことはできない。だったら、何か新しいことを始めるチャンス」ととらえたからです。

ケガをしたことが、結果的にはプラスの方向に転じたということができます。

 

不運があっても見方を変えるチャンスと考えて乗り越えていくことができるので、おすすめです。

私は「不運を幸運に変えることができる」では20点中18点で、「高い」スコアでした。

 

不運に道を阻まれても、違う道を探して前に進もうとする。

不運にとらわれない。

自分の失敗から学ぶ。

想像力をはたらかせ、この不運がなければ次の幸運を手に入れることはできないと思えるような、意外なシナリオを作る。

 

これらの点をさらに意識していきたいと思います。

 

1カ月で4人の友人をつくる

 

幸運な人は人生のさまざまな局面で、プラスの影響をもたらす人とめぐりあいます。

 

面白かったのは、「1人の人は平均300人とファーストネームで呼び合う」という話です。

 

1人の人とめぐり会うことは、その背後にいる300人ともつながる可能性を意味します。

1カ月で4人と友人になれば、1200人とつながる可能性になります。

 

人生において良い人にめぐり会う人は、共通して以下の3つのことを行っています。

  • 多くの人と知り合う。
  • 対人関係の磁石になる。
  • 長期的で安定した関係を築く。

 

良い運をもたらす人に多く会うためには、多くの人に会っていることが前提となります。

 

人間関係のネットワークが広く、オープンであればあるほど、より多くの運を集めることは、

理にかなっています。

 

普段の生活の中で、どんなささいなきっかけでも、自分から意識して働きかけ、知り合うきっかけにすること、

人間関係の磁石になること、

これらを実践していきたいと思います。

 

法則1に関するレッスンでは、

「肩の力を抜く=人生に対してリラックスした態度をとる」というものもあります。

 

自分が探そうとしているものを見るのではなく、そこにあるものを見る、ということです。

人間は、自分が探そうとしているものに固執していると、視野が狭くなりがちです。

視野が狭まると目の前にあるものを認識できなくなり、チャンスを見逃します。

肩の力を抜いて生きている人ほど、チャンスの存在に気が付きやすい、ということです。

 

私は「チャンスを作り出し、それに気が付き、それに基づいて行動する」では15点中11点で「中間」に入りました。

「中間」から「高い」に上げることが課題です。

 

決断してからいったん立ち止まる

 

運のいい人の持つ特徴は、

自分の本能や直感を信じ、正しい判断をすることです。

 

虫の知らせ、予感を聞いて、判断するようにすることが大切です。

 

直感や本能を聞く、とは自分が一度決めたことをやみくもに押し通すという意味ではありません。

一度決断したことでも、立ち止まって考えれば

「何か違う」と気が付くこともあります。

「本能的にはやりたくない」ということであれば、やらない判断をすることも大切です。

 

私は、いったん立ち止まることを人生の中で取り入れてみたいと思います。

直感や本能を高める方法として、

「瞑想」「静かな場所へ行く」なども有効であると書かれています。

これらにも興味を持って取りいれていきたいと思います。

 

私は「直感と本能を信じて正しい判断をする」では10点中6点で「中間」に入りました。

「中間」から「高い」に上げることが課題です。

 

将来に対する期待を持つ

 

自分の将来に対してどのような期待をもっているかは、夢や目標の実現に関係があります。

 

面白かったのは、「期待が人に与える影響」という話です。

良い期待をもって人に接した場合、

自分の働きかけが変わり、それに対する相手の反応も良い方向に変わるということが、

実験からも証明されています。

 

たとえば、これから会う人が「明るく陽気な人である」と期待をしているのと、

「自分は暗くて退屈な人物しか知り合えない」と思い込んでいるのとでは、働きかけ方も変わります。

自分の働きかけの仕方によって相手の反応も変わるということは、納得できる話です。

 

本の中で紹介されている「運のいい人」は、

何かをする場合、最初から最後まで頭の中でイメージする、と語っています。

プラスの期待を持つことによって、

自分の夢や目標の実現を促すことにつながる、ということです。

 

私は、「将来に対する期待が夢や目標の実現を促す」は15点中9点で、「低い」に分類されました。

とくに、将来に対する期待を持つことが課題です。

「短期・中期・長期についてそれぞれの目標をできるだけ具体的に書き出す」というレッスンを実践することにします。

 

「3カ月以内」「半年以内」「1年以上」のスパンに分けて、

成し遂げたい目標を具体的に書く、というものです。

 

まとめ

 

今回は、私が実践することに決めた4つの習慣を紹介しました。

おさらいしましょう。

1)ものごとを違う視点から見てみる

2)1カ月に4人の友人を作る

3)決断してからいったん立ち止まる

4)将来に対する期待を持つ

 

この4つは、あくまで私が自分なりに、

この本から学んで実践しようと考えたことです。

人それぞれで何が適しているのか、何が必要かはご自身で判断してみてください。

 

今後の人生で、この習慣を継続していく中で、

どのような運を経験するかを私の「運のノート」に記録していきます。

どのような変化があるのか、見てみたいと思います。

 

本はamazonでも買うことができます。下のバナーから注文できます。

 


運のいい人の法則 (角川文庫)