当記事は、フィリピンで本格的に美味い炭焼きチキンやポークが食べられるファストフード、Mang Inasal(マンイナサル)を紹介します。
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Mang Inasalのメニュー
フィリピンの町を歩けばあちこちにあり、すぐに見つけることができます。
最も定番メニューは、チキンイナサル(鳥肉のたれ焼き)。
部位と味は、
①Paa(足)
②Spicy Paa(スパイシーな足)
③Pecho(胸)
の3種類から選べます。
驚くべきことに、たった20ペソ(約40円)をプラスするだけで、
Unlimited Rice(おかわり自由のご飯)をつけることができるのです。
「マンイナサルに行くときは、おなかを空っぽにした状態で行くこと」
これは鉄則です。
安さも驚きです。
たとえば、
チキンイナサルのPaa(102PHP)+アンリミテッドライス(20PHP)
これに無料のスープ(おかわり自由)がついて、
合計122PHP(約250円)!
チキンイナサルのほかには
Pork BBQ(豚肉のバーベキュー) 102PHP
Bangus Sisig(バグースのシシグ) 102PHP
Pork Sisig(豚肉のシシグ) 102PHP
Halo-halo(ハロハロ)
などのメニューを取り揃えてあります。
おいしい食べ方
私はチキンイナサルのPaa(足)を注文しました。
座席でしばし待ちます。
その間に、スタッフが無料のシニガンスープを入れてくれます。
これはサンパロック(タマリンド)で味付けした、酸味のあるスープです。
スープに具は入っていません。
そして、ついに運ばれてきました!!
チキンイナサルが、ライスとともにお皿に乗っています。

これがPaa(足)だ
手を使ってワイルドに食べます。食事で使うのは、右手と決まっています。
ご飯も手で食べてOKです。
チキンイナサルは鳥肉をたれでマリネして焼いたものですが、
食べる際にはカラマンシーと醤油をつけて食べるとおいしいです。
チキンオイル
ところで、マンイナサルでは各テーブルに醤油、酢、だけではなく
「謎の赤い液体」があるのが特徴です。
これはご飯にかけても良し、チキンにかけても良いのですが、いったいこの「赤い液体」の正体は、なんなのでしょうか?
赤い液体は、「チキンオイル」と呼ばれるもので、
鳥肉を焼く時に出る、うまみの入った油に赤く色をつけたものです。
この赤い色は、Atuete(アツエーテ)という植物の種皮から採れる染料によってつけられています。
アツエーテは、日本語ではベニバナ、英語ではAnnattoと呼ばれます。
つまり、チキンオイルは鳥肉のうまみそのものだったのです。
鳥肉にジューシーさを加えたい場合にかけるとパーフェクトであることは言うまでもありません。
サゴグラマン
もう一つ、気になるのは、
Sago’t glaman(サゴグラマン)という飲み物です。
いずれのメニューにも14PHP払えばつけられます。
この飲み物の正体は、いったいなんなのでしょうか?
サゴグラマンは、フィリピンの庶民的な食堂などでよく売られているもので、
色は茶褐色、味は砂糖水のような甘いテイストです。
かなり甘いです。
「サゴ」は、サゴヤシなどヤシ科の植物の樹幹から採れる食用のデンプン、「グラマン」は寒天を意味します。
おそらく、全部飲むと糖分とりすぎになるのは間違いありません。
個人的には飲み物は、水で良かった気がします。
Mang Inasalの歴史
Mang Inasalはビサヤ諸島のパナイ島の最大都市、イロイロ出身のエドガー・シア(Edgar Sia)によって創業されました。
Mang Inasalの由来は、この地方で話されるヒリガイノン語で、
「ミスター・バーベキュー」という意味です。
はじめはショッピングモールの駐車場からスタートしました。
2003年に第1号店を開くと、フィリピン人の圧倒的な人気を獲得し、支店を拡大していきました。
現在は500支店にまで拡大しています。
2016年、ジョリビーフーズ株式会社によって買収されました。
〔以上、Wikipediaより要約〕
まとめ
当記事ではイナサルについて紹介しました。
アンリミテッドライスを注文しにフィリピンに行きましょう!