こんにちは。
今回の記事は、日本にいながらにして、フィリピン感満載のsiopaoを作る方法です。
日本のコンビニで中華まんを買い、中の具材を全部取り出し、
自家製の具材に詰め替えるという、簡単なやり方です。
生地は自分で作る手間を省略できます。
フィリピンではショパウには必ずソースが付きますので、ショパウソースも作りました。
以前に、「フィリピンの中華まん、ショパウとは何か」を解説した記事を書きました。
まだの方は最初の記事をまずは読んでください。
siopaoが恋しい
今回、近所のコンビニで買った中華まんの具材を入れ替えるという、奇妙なことを思いついた理由を最初に述べます。
セブンイレブンで、中華まんのセールが行われていました。
「大入り豚まん」という商品があるのですが、1個213円(大体107ペソ)もします。
肉まん1個でこの値段です。
フィリピンに置き換えると、siopaoが2、3個買える値段です。
普段、コンビニで中華まんを買うことはないのですが、
たまたま50円引きでしたので、値引き率に釣られて購入してみました。
それが、こちらです。
持った感触は、ずっしり、どっしり。
それでもフィリピンのsiopaoと比べると若干小ぶりです。
siopaoはまず、とにかくデカい。それが第一印象です。
実際に食べてみたところ、生地はもちもち感があり、さすがという感じです。
ただ、中の具材に関しては、私が期待していた味とは相当異なりました。
左がセブンイレブンの「大入り肉まん」の断面、右が通常の「肉まん」の断面です。
大入り肉まんに関しては、豚肉とタマネギを使用しており、味付けは塩コショーベースです。
管理人には、コショーの味が強く、「あまり好みじゃない」と感じました。
フィリピンで食べたsiopaoとはまったく違います。
だったら、具材を自分で作って、大入り豚まんの生地に入れてやればいいじゃないか、と思うに至ったわけです。

フィリピンのショパウ

ショパウ(ポークアサード)の断面
この記事を書いている2021年2月現在の状況では、
フィリピンに出かけることは以前のようにはできません。
そういう中で、「フィリピン感を楽しむ方法」のひとつとして、みなさんにもシェアする価値があるかもと思い、
記事を書いてみることにしました。
siopaoの材料
セブンイレブンの大入り豚まんを使ってsiopaoを作る際の材料は、以下になります。
以下は大体、4個分の材料と考えていただければ良いでしょう。
管理人が料理をする際は常に直感、目分量です。
それをふまえて、下のレシピは参考程度に考えてください。
具材の材料
・豚肉のかたまり(細かく切る)
・タマネギ 半分ぐらい(みじん切り)
・ニンニク 2かけらぐらい(みじん切り)
・コーンスターチ(水に溶かしたもの)
・しょうゆ
・砂糖
・オイスターソース
・ホイシンソース(海鮮醤)・・・なくても可
・海鮮味覇・・・お好みで
※ 豚肉は、小さくカットするのですが、ゴロゴロとした塊がある方が良いです。
なので、薄切り肉ではないものを選びましょう。
私は、スペアリブ用の豚肉を買って骨の部分をはがして使いました。
肩肉でも良いです。
ちなみに、脂肪部分ははがして、ラード替わりに使いました。
※ コーンスターチは具材にとろみをつけるために用います。
ない場合は、片栗粉や葛粉などでも代用できます。
※ しょうゆ、砂糖はほぼ等量を入れました。
※ オイスターソースはしょうゆや砂糖よりは少なめに入れました。
※ ホイシンソースは中華料理に用いる調味料ですが、なかったので入れませんでした。
「海鮮」と名前にあるものの、海鮮は入っておらず、甘みそに唐辛子やニンニクなどをプラスしたものです。
長時間火にかけても焦げ付きにくい特長があるようです。
※ 海鮮味覇とは、味覇の青い缶のバージョンで、ベースはエビ頭の出しです。
たまたま冷蔵庫にあったので、思いつきでレシピに入れてみたものです。
ソースの材料
ショパウソースの材料はこちらです。
・水 1カップ
・コーンスターチ 大さじ1杯
・ブラウンシュガー 1/3カップ
・しょうゆ 大さじ3杯
・ニンニク 1かけら
・酢 大さじ2杯
手順(具材の作り方)
- フライパンにラード(または豚の油)を敷く。ニンニク、タマネギを炒める。
- 細かく切った豚肉を投入。色が変わるまで炒める。
- しょうゆ、砂糖、オイスターソース、ホイシンソースを加え、火を弱めて5分ほど混ぜながら煮込む。
- 水に溶かしたコーンスターチを加え、とろみがつくまで煮込む。
- フライパンから出して、「大入り豚まん」の生地に詰める。
- 完成。
手順(ショパウソースのつくり方)
次に、ショパウにつけるソースを作ります。
- ボウルに水、砂糖、しょうゆ、ニンニク、コーンスターチを入れてよく混ぜる
- フライパンを中火にかけ、酢を入れて30秒温める
- 1の混ぜたものを加え、とろみがつくまで2、3分温める
- 完成。siopaoにつけて食べる!
以上が、ショパウの具材とソースの作り方になります。
近くのセブンイレブンで、「大入り豚まん」を買ってきましょう。
この瞬間が、とてもワクワクして楽しみです。
準備しておいた具材と入れ替えれば、あっと言う間にフィリピン感満載のショパウができあがります!
ソースをつけて食べましょう。
豚肉は大きめにカットされており、ゴロゴロと入っています。
甘めの味付けで、うま味があり、食欲をそそりまくってきます。
これに酢、しょうゆ、砂糖、ニンニクのソースをつけて思いきりかぶりついてください。
おいしすぎて止まらなくなることは、私が実証ずみです。

右のお椀がショパウソース
まとめ
今回は、セブンの「大入り豚まん」を使って、フィリピンのショパウをつくる方法を紹介しました。
こんなに簡単にフィリピン感を味わうことができるので、やってみない手はないですね。
早く、現地に行けるようになることを願いつつ、今できることを見つけて楽しんでいきましょう。
それでは、今回は以上です。