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『スマホ脳』(アンデシュ・ハンセン著)のここが面白い!!

この記事では、管理人が『スマホ脳』(アンデシュ・ハンセン著)を読んで、面白いと思ったことを紹介します。

 


スマホ脳(新潮新書)

 

ポッドキャストでも、『スマホ脳』のレビューを話しましたので、聞いてみてください。

 

『スマホ脳』のここが面白い!

 

著者はスウェーデンの精神科医、アンデシュ・ハンセン氏。

スェーデンで最初に出版され、2020年に日本語訳が新潮新書から出版された。

翻訳は久山葉子さん。

 

本書は、数多くの実験・研究を踏まえて、スマホが私たちの脳にもたらす影響を分析しようとする本です。

なぜ私がこの本をおすすめしたいと思ったのか?

 

あるデータによると、私たちは平均すると一日に58回、スマートフォンを手にとる

スクリーンタイム(スマホに費やしている時間)はなんと、一日あたり3時間15分にもなるという!

一日あたり3時間15分とすれば、

私たちの一生のうち一体何時間がスクリーンタイムにあてられるのか。

 

電車で前の座席に座っている人を見ると、

スマホの画面を見ていない人は一人もいない。

歩きながらも、スマホの画面を見ている。

これが私たちが暮らす現代の当たり前の光景です。

 

スマホに入っているDigital Wellbeingという機能で、

一日にどれくらいの時間をスマホに費やしているかを知ることができます。

ぜひ自分でもチェックしてみてください。

 

この本の面白いところを3点挙げます。

ひとつめに、スマホがどのように私たち人間の脳をのっとることに成功したのか

スティーブ・ジョブズをはじめスマートフォンやSNSなどを開発した人たちは、

人間の脳の仕組みを研究し、それを製品開発に適用しました。

スマホが脳にもたらす影響の大きさを知っていたがゆえに、

自分たちの子供にはスマホを使わせなかったという事実もあります。

 

ふたつめに、進化の視点から私たちの脳のはたらきを説明する、著者の独自の視点です。

人間の脳は、一万年以上も前にサバンナで私たちの祖先が生活していた時の仕様のまま、

今も変わっていない、ということです。

進化は何千年かけて行われるプロセスなので、

現代のような急速な環境の変化に追いつくはずがありません。

 

みっつめに、スマホのもたらす大きなインパクトに対処するために、

私たちがどう変わることができるのかを考えるきっかけになることです。

この本は、「答え」を与える本ではなく、「問い」を提起するものだと著者は言っています。

 

 

『スマホ脳』は習慣を変えるきっかけになる

 

事実として私たちはスマホの画面の外側で生きています。

スマホの画面をとおしたとしても、人間関係とは画面を挟んだ向こう側とこちら側の関係です。

スマホが氾濫している今、それを意識しすぎることはないでしょう。

 

では、私自身がこの本を読んで、どう習慣を変えたのかを紹介します。

 

実を言うと、本を読み終わる前にはすでにスマホからSNSを削除していました。

SNSはあまり使わない方ですが、それでもスマホを何気なく手に取り、

そこから目的もなくアプリを開いてしまうことがありました。

考えてみれば、スマホにTwitterなどなくても何も困ることはありません。

SNSでの投稿や交流は、パソコンでのみ行う。

これだけでも、けっこうな時間を手に入れたと思います。

 

寝る時間にはスマホを離れた場所に置き、画面を見ることがないようにしました。

朝早く起きて一日をロケットスタートさせるためにも死活的です。

 

画面を白黒にしてスクロールしたい衝動を抑えるということも、多少は有効です。

たまに、色がないと困る場合もありますが、そんなケースはめったにありません。

 

今後は、スマホを丸一日、触らないという日を定期的に作る、ということもやってみる価値があると思います。

自分なりに色々な方法を試し、スマホに脳をのっとられない方策を模索したいと考えています。

 

こうしたことを、個人レベルでもコミュニティレベルでも試行錯誤を重ね、

経験を蓄積していくことが大切ではないかなと思います。

 

いずれにしても、この本は人に行動を起こさせるきっかけになるような本でした。

 

TEDxトークでの講演

 

著者のアンデシュ・ハンセン氏が2017年に行った講演をYouTubeで見ることができます。

 

この時の講演ではまだスマホについての研究には言及していません。

「運動が脳のすべての働きを向上させる」というテーマの、説得力あるスピーチです。

本書の中でも、この講演で話されている内容は含まれています。

 

まとめ

 

最後に、この本の内容を私なりに2行に要約します。

  • 私たちの脳は、スマホにのっとられるようにできている
  • スマホが脳に与える影響を認識し、対処する方法を見つけていこう

 


スマホ脳(新潮新書)