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食べ物の話

タミロック(フナクイムシ)ーパラワン島にいるウネウネしたやつ

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タミロックは、日本ではフナクイムシという名で呼ばれている生き物です。

フィリピンのパラワン島の住民は、古くからタミロックを食べてきました。

当記事では、管理人がパラワン島でタミロックを食べた経験をお話します。

少々度胸がいりますが、食べてみると意外にもおいしいことがわかったので、みなさんにそのことをお伝えしたいと思います。

では、詳しく見ていきましょう。

 

パラワン島のタミロック(フナクイムシ)が意外にもおいしかった

 

タミロック(フナクイムシ)の正体

 

はじめに、これを見てほしい。

見た目は明らかにヤバい

 

ニュルニュルした白くて細長いフォルム。

控えめに言ってインパクトがありすぎます。

 

これが、パラワン島の名物として知られるタミロック(フナクイムシ)です。

 

タミロックは実は、虫ではなく、貝の仲間です。

 

タミロックが生息しているのは、マングローブ林の流木などの中です。

木の中に細長い穴をいくつも空け、その中を巣穴として生息しています。

タミロックに食われたマングローブ

 

「貝殻」で木に穴をあける

 

タミロックは、アサリやハマグリ、カキなどと同じ二枚貝の一種です。

しかし、独特な形状、能力を発達させています。

白くて細長い、柔らかい管状のチューブを持ち、長いものは体長50センチにもなります。

管の先のほうには、貝と同じような水管があります。

 

では、「貝殻」はどこにあるのか。

実はニュルニュルの管の先の部分に小さな貝殻がついています。

 

この貝殻をヤスリのように使って木に穴を開けていくのです。

 

タミロックはかつては、大変おそろしい生物でした。

船の船底から穴を開けて、その穴から浸水したり亀裂を生じさせて沈没させてしまうからです。

 

これへの対策として、

「船を陸揚げして横に倒して周囲で焚火をする」ということが行われていました。

 

タミロックに挑戦!

 

私はパラワン島で、

生まれて初めてタミロックに挑戦する機会を得ました。

 

パラワン島では、昔からタミロックが食べられており、

今も島のいたるところで、タミロックを出すレストランがあります。

 

私が食べたのは、プエルトプリンセサ市内の、ベイカーズヒルというテーマパークです。

 

ベイカーズ・ヒル内に出されていた看板

タミロック

 

 

タミロックは生でビネガーにつけて食べるのが基本です。

レモン汁や玉ねぎもトッピングされていました。

 

おそるおそる口に含んでみます。

 

味は旨味のかたまりのように濃厚で、意外にも実にうまかったです。

ビネガー、レモンとの相性は抜群です。

 

刺身などに抵抗のない日本人のほうが、タミロックは受け入れやすいはずです。

タミロック10匹をまたたく間に完食しました。

 

Ang Sarap!

 

タミロックの偉大な功績

 

実はタミロックは、今日の人間にとって、

意外な功績があります。

 

 

タミロックは、木材に穴を空ける同時に、穴のまわりをセメント状の物質で固めていきます。

それにより、木材が膨張して自分の身を圧迫することを防いでいるのです。

 

これを見て、テムズ川の脆弱な川底の下を通るトンネル工事に応用できると考えたのが、「マーク・イザムバード・ブルネル」という技術者です。

18世紀にフランスに生まれ、英国で活躍しました。

 

彼は、造船所で働いていたときに、タミロックの空けた穴を見ました。

 

それにヒントを得て、「シールド工法」のトンネル掘削法を世界で初めて思いついたのです。

 

ブルネルと彼の息子(イザムバード・キングダム・ブルネル)の開発したシールド工法は、さらに改良を経て、川底を通るトンネルの工事を世界で初めて成功させました。

 

マーク・イザムバード・ブルネル - 画像出典 Wikipedia

 

【まとめ】タミロック(フナクイムシ)のススメ

 

今回はパラワンの名物タミロックを紹介しました。

見た目のインパクトが強いですが、
食べてみると、意外にもおいしいことがわかりました。

パラワン島に行く機会があれば、ぜひトライしてみてください。

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